住み込み10日目@「悪い子いねが〜」男鹿のなまはげに会いに行く 〜 きりたんぽ鍋を食べました
住み込み10日目です!
今日はオフです✌︎
前回のオフはずーっと寝てしまったんで、今日は3人で外出します!!
7時に起きて、朝飯食って、
(久々のヴァネット最高〜)
今日はDAY OFF!!
— Rough Crew @日本一周 (@crew_rough) 2019年10月10日
久々にヴァネット動かして、3人で出かけまっせ。
なまはげの里・男鹿に行ってきます。待ってろ、なまはげ〜!!#日本一周 #roughcrew #黒湯温泉 #住み込み #canonkissx8i #drone #ドローン #journey #surf #旅 #okinawa #miyakojima #sea #freesticker #ゲストハウス #ラフ旅 pic.twitter.com/hBaR4RIXjc
男鹿半島まで3時間近くかかるらしいので、しばらくはドライブ!!
(ピーカン照りでgood♪)
オレンジレンジとか流して、懐かしさに浸っていると・・・
でたーーー!!
なまはげだーーー!!
(で、で、でかい)
男鹿に入るといきなり現れる大なまはげ。
近くで見てもやっぱりデカーーー!!
赤なまはげはハタキみたいなのに対し、青なまはげはデカ包丁と桶。
青だけ怖すぎん?
ケイタの予想では・・・
青は悪い子の首を切り落として桶に入れる奴。
赤は首切り後の掃除を担当していて、顔は血で真っ赤になってる。
いや、この説が正しかったらどっちも怖いわ!!
あまりにも怖いんで、3人とも逃げ惑いました。
男鹿半島に入ったところで、なまはげをもっと詳しく知るために【なまはげ館】なる建物へ!!
さらに20分ぐらいドライブ!!
なまはげ館に到着!!
1人500円で入館できます。
さぁ、中に入って行きましょー!!
真っ先に僕らの目に付いたのはコレ。
(丸木舟って船らしいです)
一本の巨木を切り倒し、中をくり抜き、カンナで周りを整える事で出来る船。
この丸木舟、数こそ3隻と少ないものの今だに現役で海を渡っているらしいです。かっこよ。
奥に進んでいくと、なまはげの歴史をわかりやすく解説してるビデオ上映が。
3人で見ました。せっかく来たんで学ばないと!
ちょっと学んだ事を吐き出しときますね!!
なまはげの始まりについてのビデオでした。
昔、官の武帝という男が5体の鬼を従えており、男鹿に渡ってきたそうです。年に1度、正月だけは鬼が自由にできる日だったそう。
その日の鬼は畑を荒らしたり、村の娘を攫ったりと、手がつけられません。
困った村人達は鬼に対して、「一晩で五社堂まで1000の石段を積み上げることが出来れば、毎年1人ずつ娘を差し出す。しかし、出来なければ二度と村に降りてこないように」と申し出たそう(めっちゃ強気なんだよな)。
鬼は持ち前の力でみるみる石段を積み上げていきます。
999段まで積み上がった時、村人の1人が鶏の鳴き声を真似し朝が来たように偽装。
すると鬼は怒り狂い、一本の巨木を地面に突き刺し、山へ帰って行ったそうです(鬼のくせに素直か)。
鬼を騙した事で祟りを恐れた村人達は、祟りをなだめるために、年に一度だけ鬼に扮した若者をご馳走し山に帰した事が始まりなんだそうです。
(武帝五鬼説って言われてるみたい)
他にも色々な説があって、、、
異邦人説。
男鹿の地に漂着した外国人(ロシア人かスペイン人)が元になった説。
(これはありそうだな)
山の神説。
男鹿の山は「湧きいでたりし山」の伝承がある神秘的な場所であり、神様が鎮座する場所。山の神が具象化した姿という説。
(信仰心ってのはありそう)
修験者説。
かつて男鹿の山は山伏たちの修行場として使われており、荒々しい修行をする彼らをなまはげに見立てたのだそう。
なまはげ1つ取ってみても、色々な説がありますね。
なまはげの事を深く知れたんで、僕らもなまはげになってみました。
なまはげになれるのは20代の童貞だけらしいです。
なまはげのお面を作る職人さんが居て、めっちゃ渋くてカッコいい。
(彫りに3日はかかるそうです)
彫り終えたらこうなって、色をつけていくみたいです。
職人の技ってカッコイイよなぁ。
なまはげに扮して、職人の技を見て、なまはげ館のトリを飾るのは「なまはげオールスターズ」
(なまはげは男鹿の各地でちょっと違うみたいです)
めっちゃ多くない?
コレで半分だからね!!
こんなに怖いなまはげがたくさんいる中
僕のお気に入りはコイツ。
なんか可愛くみえるんだよなぁ。
【なまはげ館】
なまはげの知識を得るだけじゃなくて、なまはげに扮したり、職人の技を見れたり、色んななまはげを見れたりと500円では大満足でした!!
今日は休みなのでなまはげ館に来ました。
— Rough Crew @日本一周 (@crew_rough) 2019年10月10日
なまはげって色んなのがいるんだ。
奥がふかいぜ。 pic.twitter.com/WM2UJ2EgdG
【なまはげ館】を後にして、秋田の郷土料理を食べようって事になり、「きりたんぽ鍋」を求めて秋田市内へ!!
今日は【秋田きりたんぽ屋 大町分店】で食べます!!
予約した17時まで時間があったので、少し近くを町ブラ。
いい感じに古臭いの小路があって、昭和レトロを感じさせる場所でした。
楽しく町ブラした後は予約の時間に入店!!
席に案内されると秋田弁の店員さんが、丁寧にお店や料理の説明をしてくれました。
そして僕らが「きりたんぽ鍋」を注文して、しばらくすると・・・
きりたんぽの紙芝居を読んでくれました。
秋田弁で話してくれるのめっちゃ良かった。
秋田では昔話の締めは「おしまい、おしまい」や「めでたし、めでたし」ではなく・・・
「とっぴんぱらりのぷぅ」です。
とっぴんぱらりのぷぅ!?
言いづらいだろ!!
とか、ツッコミ入れてる間に「きりたんぽ鍋」来ました。
早速、きりたんぽを入れてもらいます。
手でちぎって入れる方が美味しくなるらしいです。
このきりたんぽを鍋にするぶち込んで
セリを入れて完成です。
丁寧に具材の説明もしてくれましたよ。
1人前ずつ取り分けてくれました。
ひゃー、美味そう!!
あのね、きりたんぽ鍋。
ブラボーと言わせてください!!
比内地鶏のモツ、きりたんぽ、自家製の出汁、たくさんの野菜が1つにマッチしてました。
きりたんぽ鍋だけじゃなくて、他にも色々と頼みました。
シャケの白子
マコモ茸の天婦羅
メイの煮付け
どれもこれも何で流通してないんだってぐらい美味い!!
黒湯温泉で働きだしてから、旅資金を1円も使ってなかったので贅沢しました。
味にもサービスにも大満足!!
きりたんぽが焼けるのも見れました。
最後にお店の前でパシャリ!!
お腹も満たされたんで黒湯温泉へ帰りましょう。
今回のオフはめっちゃくちゃ充実!!
コレで明日も頑張れる!!ばいちゃ〜。
我らがパーントゥも入ってましたよ✌︎
〜ちょこっとつぶやき〜
「パーントゥにクレームって」
遠く離れた地元宮古島では昔からある祭りにクレームが入ったりゴミが増えたり
— Rough Crew @日本一周 (@crew_rough) 2019年10月10日
これは間違いなく島民も含めて観光客や移住者の質が低くなっているから。
島が便利になるのは嬉しいけど田舎のままでも充分魅力的
まずは文句言う前に動こうぜ島民!
KEEP THE COUNTRY COUNTY!(田舎は田舎のままで)
宮古島で昔からある神事にクレームが入ってるみたいです。
数年前から観光客が増えて、クレームが入ってるとは聞いていました。
twitterではたくさん宮古の人達が警鐘を鳴らしていました。
僕的には少しだけ思う所があって、、、。
このパーントゥって神事は、泥を塗る事で災いから身を守るって意味あいがあります。
なので、参加者はむしろ泥を塗られたい人だしそもそも塗ってなんぼ、塗られてなんぼってのが島民の共通の認識。
それを知ってか知らずか観光客が参加して、泥を塗られた事にクレームを出しているってのが概ねの流れだと思います。
確かに島民が言うように、「泥を塗られるのが嫌なら参加するなよ。文句つけんなよ。」はわかるんですけど、日本一周をして色んな所で色んな観光問題の話を聞いてきました。
その中で「旅リテラシー」という言葉を学びました。
ちょっと説明が難しいんですけど、荒くまとめると島民もしっかり動いて観光客の質(教養)を高めましょうって事です。
確かに観光客が事前に調べてるべきなのかもしれません。
観光を主な産業にしている宮古島は、島サイドから観光客のリテラシーを向上させるのが今後の島のためにも良いと思うんです。
最近は中国や韓国の観光客が増えて問題になってるけど、あちらにはあちらの常識があって、日本ではそうじゃないって事を知らないだけだったりします。
それを大変だけど無視せずに伝えて、リテラシーってやつを向上させていくのが大事な気がします!!
宮古島の人って宮古島大好きな人のが多いんで、島の伝統を守るために拡散って形で声にしたと思うんです。(実際に僕も拡散したし)
この行動でたくさんの人達に認知してもらえたと思います。
だから、僕たち島民も次のステージとして歩み寄る姿勢が必要かなぁって思うんです。(観光客が増えすぎて、宮古島っぽさが無くなるのも嫌だから、めちゃくちゃジレンマなんだけど)
僕も何か行動できてるのかって言われると自信がないけど、大事な事だと思ったんで生意気に声にしてみました。
来年はクレームが入らないといいけどなぁ。
ではでは。