roughcrewの旅日記

宮古島にゲストハウスを作るために、男4人で全国のゲストハウスを巡ってます!

「ありがとう」の大切さ〜災害ボランティアをしました〜岩手県宮古市の白浜@住み込み18日目

 

 

住み込み18日目です!!

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昨日は文さんのおかげで、素敵な1日を過ごす事ができました。

改めて、ありがとうございます!!

 

今日は台風19号の被災地にボランティア活動をしに行きます。

 

行き先は岩手県宮古市

同じ宮古繋がりって理由で宮古市に行くことにしました。

 

前々から何かボランティア活動に参加してみたいなって事は話してました。

興味本位ではありますが、せっかくの機会なんで参加してみることにしました。

 

朝6時に黒湯温泉を出発して、宮古市役所に向かいます。3時間30分かけて到着。

 

到着後は災害ボランティアセンターの方に今日の作業の説明とボランティアの場所まで車で送ってもらいました。

 

今日のボランティアの内容は、土砂崩れで流れてきた土を掘り出す作業。

宮古市の白浜って場所での作業になります。

白浜の近くまで送ってもらい、歩いて作業をするお宅へ向かいます。

 

途中で被害の様子を伺えましたが、非常に酷い状況でした。

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川の氾濫と山の土砂崩れで、想像を超える土や泥とゴミが流されてきてました。

 

作業をするお宅も、相当な量の土砂が流れきていて、その土砂をスコップで重機が通れるようにかき出しました。

 

作業は1時間なら1回ぐらいのペースで休憩を取りながら行いました。1人リーダーが居て、リーダーが作業指示をしていく感じ。

 

作業終了後の様子です。

重機が通れるぐらいにはなりましたが、10人近くで作業してもまだまだ土砂は残ってます。

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こんなにデカい物も流れてきます。

窓にぶつからなくて本当に良かった。

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今回の作業で土砂の中から出てきた流木やゴミ。

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作業終了後には作業をしたお宅のお母さんが記念写真を撮ってくれました。

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パワフルなお母さんで、自分の家が酷い状態なのにへこたれずに元気な姿がとても逞しかったです。

 

僕個人で印象的なのが、昼休憩の時に1人で町を歩いてました。

少し歩いた先におばあちゃんが1人で一緒懸命に石を運んでいました。

駆け寄って石運びを手伝い、何で石を運んでるのか尋ねました。

 

「作業してくれてる方が少しでも作業しやすいように、森から流れてくる水の防波堤を作ってるんだよ。滑って怪我したら大変でしょ。」

 

おばあちゃんは当たり前に、そう話していて、その優しさと逞しさに言葉が出なかったです。

土砂崩れっていう怖い目にあったはずなのに、もう誰かの為に何か行動する姿には頭が上がりません。

 

僕が沖縄出身だって話すと、手を取って「遠くからありがとうございます」って何度もお礼を伝えてくれて。

 

僕よりもおばあちゃんの方が本当に真っ直ぐで逞しい。

自分が被害に遭っているのに、そんな素振りも見せず、作業する方を思いやる強さ。

東日本大震災を経験しているから、こういう時にすぐ行動できてるのかもしれないけど、おばあちゃんの姿に人としての在り方を学んだ気がする。

 

今日、おばあちゃんから貰った「ありがとう」が今までの人生で1番心の芯に響いた「ありがとう」でした。

 

実際に被災地を見て印象的なのが、被災者の方が全く落ち込んでもヘコたれてもいない事。

東日本大震災を経験したからなのか、本当に逞しかったです。

明るくボランティアありがとうって声をかけてくれたり、率先してボランティアの人よりも一生懸命に作業していました。

 

ボランティアに参加して、被災地を自分の目で見て、ボランティアをする人達と関わって、何だか人の在り方や「ありがとう」の大切さを再認識できた気がします。

 

今までの旅で本当に沢山の人に助けられました。その度に僕らは「ありがとうございます」の言葉しか伝えられません。

今日ボランティアに参加したことで、直接的ではないけど、いただいてきた恩に対して恩返し出来たように思います(自己満足かもしれないけど)。

 

本当に参加して良かった。

台風のニュースを見た時から、休みのタイミングで絶対にボランティアに参加したいって思ってました。

東日本大震災の時、当時はまだ大学生で現地に赴いてボランティアする行動力も勇気もなくて。

その時の事がずっと心に引っかかってて、今回ボランティアに参加できて、昔の自分を1つ乗り越えられたのかなぁって思ったりしてます。

 

うん、本当にいい経験が出来ました。

「やらぬ善より、やる偽善」じゃないけど、現地に赴いて、何か行動を起こす事が本当に大事なんだって気づきました。

※仮に下心があったとしても、行動する事で誰かが救われてるので、僕はやる偽善の方が良いです。

 

ちなみにボランティアに参加してる人は宮古市在住の方や過去に被災した時にボランティアに助けて貰った方でした。

自分が当事者にならないと、なかなか行動に移せないんだろうな。人間ってヤツは。

 

本当に今日は貴重な経験と学びと気づきがあった1日。

 

 

ボランティア後は、盛岡名物「冷麺」を食べました。

 

ぴょんぴょん舎】っていうローカルチェーン店で冷麺を食べました。

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僕はピビン冷麺を注文。


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ワタル達はスタンダード盛岡冷麺を注文。

 

冷麺、普通に美味かったな。

麺にコシ?弾力があって食べ応えが凄いです。

ピビン冷麺は辛味がいい感じに細麺とマッチしてました。

 

冷麺でお腹を満たした後は、2時間かけて黒湯温泉に帰りました。

 

明日は9時勤務なんでゆっくり休めます。

2連休はとっても充実でした。ばいちゃ!!

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〜ちょこっとつぶやき〜

「ボランティアに参加するには」

 

今回、ボランティアに参加するにあたって事務的な事があったんで書いておきます。

 

最も大切なのが「ボランティア活動保険」に加入する事。

この保険に入っていないと、ボランティア活動に参加する事ができません。

 

全国社会福祉協議会のHPからWEB加入が出来ます。

こちらのリンクからHPに行けます。

 

ボランティア保険加入のお申込み - 全社協 被災地支援・災害ボランティア情報

 

一度加入すれば1年間有効なんだそうです。

保険金は350円〜になってます。

 

後は、ボランティアで誰かを助けたい、何かの誰かの役に立ちたいって熱い気持ちがあればオッケーです。

 

いつどんな災害が起きるかわからないし、加入しておくと良いんじゃないかなって思います。

 

ではでは。